2025/01/29
HPVワクチンは子宮頸がんへの高い予防効果が見込まれており、日本においては女子の定期接種対象ワクチンとなっております。通常の接種期間は小学6年の4月〜高校1年の3月末までになります。
※ キャッチアップ接種について
平成9年度〜平成19年度生まれの女子については、政府による積極的接種勧奨が行われずに接種機会を逸した方が多いことから令和4年4月〜令和7年3月までの間、キャッチアップ接種として公費で接種可能でした。
※ キャッチアップ接種期間延長について
一方で、昨年夏頃からHPVワクチンの供給不足があり、希望する方に十分行き届くだけのHPVワクチンの供給が行われていませんでした(現在の供給体制は改善しつつあります)。
そこで厚生労働省による救済措置が今回発表されました。キャッチアップ接種対象者及び平成20年度生まれの女子に関しては令和4年4月以降で1回でもHPVワクチンを接種してれば、令和7年度1年間に限り(令和7年4月〜8年3月の間で)2回目と3回目の接種が公費にて可能となります。
ですので、まだ一度も接種されていない方や1回目は接種したが2回目や3回目が公費では接種できないと予想されていた方についても上手に活用すれば全て公費で完了できることになりました。
ただし、令和7年(今年の)3月末の時点でHPVワクチンを一度も接種していない場合はこの救済措置の対象者にはなりませんのでご注意ください。
当クリニックでは、HPVワクチン接種の予約受付が可能です。詳細については当クリニック窓口までお問い合わせくださいませ。